出産準備にかかるお金はいくら?|本当に必要なもの・後回しでいいもの・もらえるお金との差し引き

出産準備にかかるお金はいくら?|本当に必要なもの・後回しでいいもの・もらえるお金との差し引き 子育てのお金・税金
出産準備にかかるお金はいくら?|本当に必要なもの・後回しでいいもの・もらえるお金との差し引き

赤ちゃんを迎える準備には、ベビーカーやチャイルドシートなどの「大物」から、肌着やおむつといった消耗品まで、意外と多くの買い物があります。初めてだと「結局いくら用意すればいいのか」が見えにくいものです。

この記事では、調査データとメーカー公式の価格目安をもとに、出産準備のお金の全体像、用品の仕分け、公的な給付金と差し引きした実質負担のイメージを整理します。

この記事について(必ずお読みください)
本記事は、公的機関の情報や公開されている調査・メーカー公式情報に基づく一般的な解説です。個別の事情に応じた税務・労務・家計の相談には対応していません。金額・条件は2026年10月時点の情報で、変わることがあります。申請や購入の前に、市区町村や公式情報で必ず最終確認をしてください。

この記事で分かること

  • 出産準備費用の総額の目安(調査では平均約10.4万円)と主要アイテムの価格目安
  • 「最初から買う/生まれてからでいい/レンタル・中古で足りる」の仕分けの考え方
  • 出産育児一時金や妊婦のための支援給付など、もらえるお金との差し引きイメージ

まず総額の目安|調査では平均約10.4万円

出産準備費用の実態を示す調査として、「たまごクラブ」が2023年9月に実施したインターネット調査(第1子が0カ月〜1才11カ月のママ2,060人、有効回答2,040人)があります。お産・入院に必要なグッズや育児グッズなどの出産準備費用の平均額は103,548円でした(出典:たまひよ/ベネッセ)。

一方、ベビー用品のレンタル・販売を行うナイスベビーのFP監修の試算では、お世話用品をひと通りそろえた場合は約162,000円、最低限に絞れば約6万円で準備できるケースもあるとされています。

つまり、最低限なら6万円前後、平均10万円前後、ひと通り新品で16万円前後という幅で捉えるのが現実的です。

主要アイテムの価格目安

個別のアイテムの価格は、ユニ・チャームのムーニー公式サイトが公表している準備品リストの価格目安(2019年11月時点・税抜)が参考になります。いずれも最も安い価格=「ここから」という下限の目安で、上位モデルでは大きく上がります。

アイテム価格目安(下限)
A型ベビーカー16,000円〜
チャイルドシート6,000円〜
抱っこひも・ベビーキャリー2,000円〜
ベビーベッド10,000円〜
ベビー布団セット5,000円〜
肌着・ベビーウェア一式合計9,800円〜
哺乳瓶1本600円〜
紙おむつ(新生児用)1パック1,200円〜

総額を押し上げるのはベビーカー・チャイルドシート・ベビーベッドといった大物の選び方です。調達方法(新品/レンタル/中古・おさがり)で、総額は数万円単位で変わります。

仕分けの考え方|買う・後回し・レンタル

最初から買っておくもの

  • チャイルドシート:自家用車で退院する場合は必須です。6歳未満の子の使用は法律で義務付けられており、新生児対応タイプを退院前に取り付けておく必要があります
  • 肌着・ベビーウェアの最低限:短肌着とコンビ肌着を数枚ずつ。サイズアウトが早いため、最初から大量に買い込まないのが原則です
  • 紙おむつ・おしりふきの最初の分:まずは少量から。子の体格や肌に合うかは生まれてみないと分かりません
  • ベビーバス・沐浴用品:退院直後から沐浴が始まるため、事前にそろえておきます

生まれてからでいいもの

  • 哺乳瓶・粉ミルクの本格セット:母乳かミルクかは生まれてみないと分かりません。産院で使うものを確認してから買い足す方が無駄がありません(哺乳瓶1〜2本の事前用意は問題ありません)
  • ベビーカー:本格的な使用は1か月健診以降という家庭も少なくありません。生活スタイル(車中心か電車中心か)が固まってから選ぶと失敗が減ります
  • スタイ・おもちゃ類:新生児期の優先度は低めで、出産祝いでいただくことも多いアイテムです

レンタルや中古・おさがりで足りるもの

  • ベビーベッド:使用期間が限られ、置き場所も取るため、レンタルと相性が良いアイテムです。ダスキンのレンタル「かしてネッと」には月額3,410円〜の商品例があり、料金比較(ナイスベビー調べ)では、ハイタイプの6か月レンタルが13,050円〜15,290円という例があります
  • ベビースケール・セレモニードレス:使用期間が限られるため、レンタルの候補です
  • ベビーウェアのおさがり:着用期間が短いものは、親族や知人からのおさがりでまかなえる場合があります

ただし、チャイルドシートの中古品には注意が必要です。事故歴や劣化が外見から分からないため、新品かレンタルを選ぶ方が安心です。

自治体の補助やふるさと納税も確認を

用品の購入前に、お住まいの自治体の制度も確認しておく価値があります。

  • チャイルドシートの購入補助・レンタル助成を行う自治体があります。ただし、金額・対象・申請方法は自治体ごとに大きく異なり、制度自体がない自治体もあります。公式サイトで確認してください
  • ふるさと納税の返礼品として、ベビー用品やおむつ等を取り扱う自治体もあります。内容は各自治体の公式案内で確認してください

買い物の前に一度だけ公式情報を当たっておくのがおすすめです。

もらえるお金との差し引きで実質負担を見る

出産まわりには公的な給付もあります。ただし、給付ごとに「何に充てるお金か」が異なります。

給付金額主な役割
出産育児一時金1児あたり50万円分娩・入院費用に充てるのが基本
妊婦のための支援給付合計10万円(単胎。1回目5万円+2回目5万円)妊娠〜出産期の家計を支える給付
児童手当月15,000円(第1子・第2子、3歳未満)出生後の継続支給(申請が必要)

出産育児一時金50万円は、その大部分が分娩・入院費用に充てられる性質のお金です。「一時金で用品代もまかなえる」とは考えず、用品費は別枠で予算を組むのが基本です。

一方で、妊婦のための支援給付(合計10万円)は用途が限定されていない給付で、家計全体で見れば出産準備の平均額(約10.4万円)とほぼ見合う規模感です。出生後は児童手当が月15,000円(3歳未満・第1子の場合)ずつ入ってくるため、おむつやミルクなどのランニングコストは、この児童手当を当てに計画すると見通しが立てやすくなります。

もらえるお金全体の地図はこちらです。

出産でもらえるお金総まとめ|一時金50万円・妊婦支援給付・出産手当金の全体像

一時金の受け取り方の詳細はこちらです。

出産育児一時金50万円の使い方|直接支払制度と、差額が戻ってくるケース

出産準備のお金チェックリスト

  • □ 総額の目安(最低限6万円前後〜ひと通り16万円前後)を夫婦で共有した
  • □ 大物(ベビーカー・チャイルドシート・ベビーベッド)を新品/レンタル/中古のどれにするか決めた
  • □ チャイルドシートは退院前に車へ取り付けられるよう手配した
  • □ 肌着・おむつは「最初は少量、買い足し前提」で計画した
  • □ チャイルドシート補助など自治体の購入補助の有無を確認した
  • □ 出産育児一時金は分娩費用用、用品費は別枠、と予算を分けた
  • □ 妊婦のための支援給付(合計10万円)の申請タイミングをカレンダーに入れた
  • □ 児童手当は出生後の申請が必要なことを確認した

手続き全体の流れは、ハブ記事で確認できます。

妊娠から育休まで、パパがやる手続きチェックリスト|期限順タイムライン

児童手当の申請で損しないためのポイントはこちらです。

児童手当の申請で損しないために|出生から15日以内の特例と2024年拡充(高校生まで・所得制限なし)

まとめ

  • 出産準備費用の平均は約10.4万円(たまごクラブ2023年調査)。最低限なら6万円前後、ひと通り新品では16万円前後まで幅がある
  • 総額を左右するのは大物の調達方法。使用期間の短いベビーベッドはレンタルが有力な選択肢
  • チャイルドシートは退院前に必須。肌着・おむつ・哺乳瓶まわりは「少量から買い足す」が無駄を減らす
  • チャイルドシート購入補助など自治体の制度は差が大きいため、購入前に公式サイトで確認する
  • 出産育児一時金50万円は分娩費用が主用途。用品費は別枠で考え、妊婦のための支援給付(合計10万円)や児童手当と合わせて家計全体で見通しを立てる

公式情報・出典へのリンク集(一次情報・出典)

申請前の最終確認は、必ずこちらで行ってください。

再掲・ご注意
本記事は一般的な解説であり、個別の税務・労務・家計相談への回答は行っていません。金額・条件は2026年10月時点の情報です。実際の申請・購入では、市区町村および上記の公式情報で最新内容を必ずご確認ください。

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